2020年度最新版の就職偏差値ランキングを就活生向けにまとめました。
昨今のデジタル化だったり脱炭素化に向けた今後の成長企業なども含めてデータをまとめているので、企業選びに活用してみてください。
就職偏差値について
皆さんは就職活動においてどのように企業を選択されているでしょうか。
中には自分自身のやりたいことを軸にベンチャー企業だったりもしくは中小企業を選ばれてる方もいるかもしれません。
しかし、せっかく高学歴を手にしたからには世間的に優秀な企業へ就職したいと考えるのが普通かなという風に思います。

ネット上で出回っている就職偏差値ランキングは3年以上前のものが主流であり、現在現役大学生である私が周りの優秀な学生が選んでいる声を実際に反映して正確なランキングを作成しました。
22卒の学生には、複数内定の際の選択基準、23卒の学生には企業選びの軸に活用してもらいたいと思います。

大元となるランキングは就職偏差値ランキング委員会というかねてより有名な偏差値ランキングを用いています。
http://jobrankingcommittee.com/
2020年更新版 就職偏差値ランキング
[69] 日本銀行 野村證券(GM) 三井不動産 三菱地所
[68] 東京海上(SPEC) ドリームインキュベータ 日本取引所 野村證券(IB) 三菱総研 三菱商事⤴三井物産(↑)国際協力銀行⤵
[67] 三大出版社 電通 日本生命(AC) 野村AM みずほ証券(IB) みずほFG(GCF) SMBC日興証券(セルトレ) 住友商事(↑)日本政策投資銀行(↓)伊藤忠商事(↑)日本テレビ⤵
[66] 第一生命(FE) 大和証券(GM) 日本郵船 博報堂 みずほFG(GM/AM) 三菱東京UFJ(戦財,FT) 三菱UFJモルガンスタンレー(IB) SMBC日興証券(IB) アセットマネジメントONE(↑)フジテレビ⤵ テレビ朝日⤵ 丸紅⤴
[65] 経営共創基盤 経団連 コーポレートディレクション 商船三井 大和証券(GIB) 大和投資信託委託 トヨタ 日本財団 野村総研(コンサル) 三菱東京UFJ(GCIB) 三菱UFJ国際投信 JA共済(AC) JICA TBS⤵
━━━ Sランク ━━━ 学歴不問大勝
[64] 共同通信 ジャフコ 大和住銀投信投資顧問 日経 ニッセイAM 日本経営システム 日本証券金融 日本M&Aセンター 任天堂 三井住友AM 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 読売 JXエネ テレビ東京⤵ NHK⤵ JR東海⤵ 味の素⤴ サントリー⤴
[63] 旭硝子 証券保管振替機構 信越化学 全銀協 損保協 東急不動産 ドコモ 日証協 日本相互証券 ホンダ 三井住友トラストAM 三菱重工 JNTTデータ経営研究所 キリン⤴ 準キー⤵
[62] 経済同友会 住友不動産 損害保険料率算出機構 東急 東京建物 日産 日本総研(コンサル) 三菱化学 みずほ総研(コンサル) JRA 日本製鉄⤵ 出光シェル⤵ 農林中央金庫⤵ アサヒ⤴ 中電⤵ 東京ガス⤵ JFEスチール⤵ 朝日新聞⤵ 国際石油帝人⤵
[61] 上田八木短資 川崎汽船 時事 住友化学 世界貿易センタービルディング セントラル短資 大和総研(リサーチ) 中日 東京短資 日清製粉 バンダイ 日立コンサルティング 富士フイルム みずほ情報総研(リサーチ) 豊田通商⤴ 双日⤴ キーエンス(↑↑)JR東⤵ 阪急⤵ 三菱UFJ信託⤵ 東京海上⤵ 東京電力⤵
[60] 花王 サッポロ 資生堂 首都高速 住友電工 デンソー トーア再保険 東宝 日揮 JASRAC KDDI R&I 東燃ゼネラル⤵ 毎日新聞⤵ 日本生命⤵ 小田急⤵ 京王⤵ JR西⤵ 森ビル(↑)大ガス⤵
━━━ Aランク ━━━東京一工勝ち、早慶大勝
[59] 産経 地電 電源開発 NEXCO中 NTTデータ 東レ 富士セロ 川崎重工 コマツ 森トラスト キヤノン ANA 三井住友信託 武田薬品 三菱マテリアル 預金保険機構 生保協 信託協 シグマクシス ヤマハ 日立 明治製菓(↑↑)ソニー⤴
[58] JFC MS海上 NKSJ 3Mジャパン 日東電工 森ビル NEXCO東西 三菱倉庫 メタルワン 神戸製鋼 伊藤忠丸紅鉄鋼 旭化成 三井化学 IHI 三菱電機 ADK ブリジストン プルデンシャル生命 アビームコンサルティング キッコーマン ヤクルト ハウス食品 松竹 三菱東京UFJ銀行⤵ JA共済⤵ 信金中金⤵ JT(↓↓)関西電力⤵
[57]NTT東西 野村不動産 阪神高速 JX金属 JSR 豊田織機 リコー NTTコムクラレ 帝人 富士通総研 日本能率協会コンサル SBIC 三井不動産ビルマネジメント 三菱地所ビルマネジメント オリエンタルランド 吉本興業 楽天 商工中金⤵ エイベックス⤵ ソフトバンク⤴ 村田製作所⤴ 第一生命⤵ SMBC⤵
[56] JR九州 昭和電工 古河電工 島津製作 鹿島 住友金属鉱山 宇部興産 住友倉庫 パナソニック 富士通(SE除く) 日本総研(IT) 全信組連 JCB マネックス QUICK NTTファシリティーズ サンシャインシティ 東京ビッグサイト みずほ銀行(OP)⤵ あいおいニッセイ同和⤵ 明治安田生命⤵ 住友生命⤵ ゆうちょ銀行⤵ 私鉄下位⤵ アドバンテスト⤴
[55]日立化成 日本製紙 日本板硝子 大陽日酸 積水化学 バンナム 三菱ガス 化学 YKK オムロン NEC 大林組 清水建設 竹中工務店 三井倉庫 大和総研(IT) みずほ情報総研(IT) コナミ セガ 地銀協 オリックス 金融取 信用保証協会(首都圏) 新生銀行⤵ ニコン⤵ かんぽ生命⤵
━━━ Bランク ━━━早慶勝ち、MARCH大勝
主な改定内容
【総合商社】大幅上昇
インフラ企業や航空会社などが軒並み業績悪化する中で、
総合商社は持ち前の世界中のネットワークを駆使して多くの総合商社が利益を確保しました。

総合商社のイメージとして、世界中の資源を日本へ輸入し利ザヤで儲けるという「トレーディング」のイメージが強い方が多いかもしれません。
しかしかつてより、グローバル化が進み現在はトレーディングではなく、自社の知見やビジネススキルを生かしメーカーや小売店に投資を行う「事業投資」がメインとなっています。

なかでも、伊藤忠商事は他の総合商社と比較した際に、
いち早く非資源分野への事業投資を進めてきており、大きな成功を収めています。
バナナのドール、ロングコートのデサント、街中のファミリーマートは全て伊藤忠商事が絡んでいます。
そのため最新の就職希望ランキング(東洋経済)においても総合商社の人気が高まりが確認できています。

【食品・飲料業界】上昇
グローバル化社会が進む中で日本食のレベルはかなり高い位置にあります。

その背景には、世界で初めてうま味成分を見つけた味の素からも分かる通り、
日本人が食に対する意識が非常に高い歴史から分かります。
そのため今後グローバル化が大きく成功する業界として、
食品・飲料メーカーはかなり有望視されています。

特に飲料メーカーのサントリーは非上場ながら、ジム・ビーム(ケンタッキー州、クラーモントで蒸留製造されているバーボン・ウイスキーの銘柄)を2014年に160億ドルで買収し、大規模なM&A
を成功させています。
このように食品・飲料メーカーはコロナ禍でも株価が大きく上がっているメーカーが多いです。

【金融業界】下落
私の周りの優秀な学生は金融業界よりも、
総合商社やコンサルティング会社へ希望する流れが明らかです。
かつての金融業界は高年収高ステータスというところから多くの優秀な学生が志望していました。

しかし、少子高齢化に伴い預金残高の減少または資金の海外シフトなどが近年顕著であり、今後も昨今のようなステータスを維持できるか不透明感が増しています。
そのため各メガバンクは、ATMを共同で運用することをはじめたり、地方銀行に至っては合併・再編が進んでいます。
ただ一部の金融業界、例えばアセットマネジメント業界は偏差値をあげています。

というのも個別株売買からインデックスファンドや S & P 500などに連動する投資信託への資金移動が加速しているからです。
この流れに乗っているのがアセットマネジメント業界であり、今後も安定した成長が見込まれていると考えられます。

また、アセットマネジメント業務は長期運用が軸としてあるため、業務の割に高収入を得られることから人気が高まっています。
またアセットマネジメント業界は頻繁な売り買いをするのではなく、
莫大な資金を長期間安定的に運用するという特徴をもっているため、激務になりにくいのが魅力です。

【マスコミ・放送業界】下落
昨今のテレビ離れで広告収入が大幅に落ちているテレビ局ですが、残業代で給料を高くしていた部分ができなくなり、給与がかつてよりかなり落ちているということが就活生の中でも話題になっています。

またかつてのテレビは、
「世間の常識やブームを作る装置」として大きな社会的インパクトを持っていました。
しかし昨今では、YouTube、Tiktok、Netflix発信のコンテンツが社会的インパクトを持つようになっており、かつてのような働く上でのうま味が薄くなってきているといえます。
また今後はテレビ局の仕事が減っていくことが明らかである中で、リストラリスクなども今後を考えられますので優秀な学生は離れていっているのではないかと考えられます。

【インフラ業界】下落
少子高齢化が進む中で収益構造の悪化が見込まれます。
そのため今後は既存の電気やガスにとどまらず、幅広い住宅関連サービスに進出していかなければ高収益構造は維持が難しいのではないかと考えられます。

また最近では、電力の自由化やガスの自由化などで新規参入業者が相次いでおり、価格競争にさらされてしまうようになりました。
したがって年収水準の悪化が予想され、リストラまではいかないかもしれませんが関連会社への出向など待遇悪化が見込まれます。

まとめ
今回のランキングで登場した企業は、日本の大企業のなかでもトップ企業に当たります。
そのため、早稲田大学、慶応義塾大学、東京大学、一橋大学などエリート大学の学生でも平気で落ちてしまう企業群です。

大切なのは、自分の人生の目的を明確化してその目標を達成するためにはどのような企業が最適なのかを考えることだと思います。
就職活動に関連して役立つ企業情報を今後も発信していきたいと思います。