「IT企業ってたくさんあるけど、どの会社が一番大きいの?」
と考えている新卒就活生の方も多いのではないでしょうか。
IT企業のメリットはなんといっても、勤務地が都心であること!スキルが身に付くこと!
などですよね。
今回はそんなIT企業のなかでも、大手IT企業の時価総額ランキングをまとめてみました。
そのまえに、エンジニア就活では結構基本的な話なんですが、
「エンジニア特化の新卒エージェント」にだけは少なくとも登録しておきましょう。
とんとん拍子で内定獲得までの時間を短縮することができます。
それでは、大手IT企業の時価総額ランキングを解説していきます。
時価総額っていったいなに?
時価総額とは、株価の総額のことです。
時価総額=1株あたりの価格×発行済株式数で求められます。
すなわち、
株価がいくら高くても、発行済み株式数が少なければ時価総額は小さいといえます。
また、株価がいくら安くても、発行済み株式数が多ければ時価総額は高くなります。
時価総額=企業価値ではない
時価総額と似た表現として、企業価値があります。
よく間違いやすいのですが、時価総額=企業価値ではありません。
企業価値とは、時価総額に負債価値を加えたものです。
負債とはいわゆる借金のことですが、
この負債には「貸すだけの価値がある」というポジティブな意味合いが込められいます。
そのため、企業価値は時価総額よりも大きくなるのです。
今回は、時価総額に特化してランキングを紹介します。
国内IT企業時価総額ランキング!
リクルートホールディングス サービス業 9兆3379億円
求人媒体Indeedやリクナビなどを展開
2位
Zホールディングス 情報・通信業 4兆2967億円
ヤフー、LINE、ZOZOなどのサービスを展開
3位
エムスリー サービス業 2兆9847億円
医療従事者向け製薬情報サイトの運営
4位
ネクソン 情報・通信業 1兆8424億円
PCオンラインゲーム「メイプルストーリー」などを展開
5位
楽天グループ サービス業 1兆5659億円
楽天市場、楽天カード、楽天モバイルなど多様な事業展開
6位
LINE 情報・通信業 1兆3043億円
国内ナンバーワンチャットアプリLINEを提供
(Zホールディングスに統合)
7位
ZOZO 小売業 8713億5700万円
ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営
(Zホールディングスに統合)
8位
サイバーエージェント サービス業 8511億400万円
ウマ娘、AbemaTVなどのサービスを展開
9位
GMOペイメントゲートウェイ 情報・通信業 7739億9700万円
ネット決済代行サービスを提供
10位
カカクコム サービス業 4982億1700万円
商品価格比較サイトを運営
11位
エス・エム・エス サービス業 2775億1100万円
介護業界における人材紹介サービスなどを展開
12位
GMOインターネット 情報・通信業 2695億5000万円
ネットインフラ、金融などの事業を展開。
13位
ディー・エヌ・エー サービス業 2351億6100万円
スマホアプリの開発。球団所有。
14位
ガンホー・オンライン・エンターテイメント 情報・通信業 2175億1000万円
スマホゲームアプリの提供
15位
ディップ サービス業 2086億8600万円
バイトルなどのアルバイト求人媒体を運営
16位
デジタルガレージ 情報・通信業 2043億7700万円
決済などのフィナンシャル分野に強みを持つ。多角的経営を実施。
17位
インフォマート サービス業 1899億400万円
電子請求書サービスを展開
18位
ミクシィ サービス業 1624億700万円
ゲームアプリ「モンスターストライク」を提供
19位
グリー 情報・通信業 1529億6700万円
SNS「GREE」の展開
20位
エン・ジャパン サービス業 1385億5800万円
エン転職などの求人媒体を運営
脚注:ランキングは『国内IT系 時価総額ランキング(https://strainer.jp/clips/829)』より引用。各企業の補足説明は知る知るナビで追加・編集。
時価総額が高いIT企業の特徴3選
着実に売上・利益を成長させている
時価総額が高まる理由として最も大きな影響を与えるのが、
「売上高・利益ともに堅調増」であるということです。
会社はいったいなんのためにあるのでしょうか。
会社の存在意義は、
「社会に対して価値提供しながら、利益を出すこと」です。
価値提供はしているけど赤字という企業は、いつかは潰れます。
一方利益を出しているけど、社会や顧客を欺いているという企業も時期に潰れます。
すなわち、価値提供×利益の2つのキーワードを抑えていることが企業の存続において
重要なのです。
時価総額が高い企業は、この2つのキーワードを確実に抑えています。
特に難しいのは、利益を継続的に伸ばし続けることです。
このポイントを時価総額が高いIT企業はきちんと抑えて、企業経営を行っています。
利益を計画通りに上げ続けるからこそ、株価はどんどんと上昇し、時価総額が高まるのです。投資家は目標にコミットする経営者が大好きです。
投資トレンドの中心にいる
最近、株式市場で注目されているのは、
DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)
などです。
こうしたトレンドの中心にいる企業は、市場からの注目度が非常に高まり、
時価総額も急激に上昇します。
ただし、投資ブームによる一過性に注意することがポイントです。
以下の例は、AI(人工知能)の一丁目一番地にいる企業、AIinsideの株価です。
2022/06 株価 4000円
下落率 △95.65%
2年近くで、ほとんどの株式価値を失ったという計算になります。
2020年当時は、AIブームのピークにいたため、AIinsideは実態以上に評価されていました。
競争優位性が高い
最後に企業の競争優位性が高い点もポイントになります。
競争優位性とはいったい何でしょうか。
競争優位性とは、
自社が他社と比較した際に有している、
価格や商品・サービス特性などのビジネスにおける強みのことを指します。
マイケルポーターは、競争優位性について3つの基本戦略として、
2 差別化戦略
3 集中戦略
を提唱しました。
コストリーダーシップ戦略とは、他社よりも圧倒的な安さでビジネスに勝つことです。
差別化戦略とは、商品・サービスの特性上、他社が真似できない部分でビジネスに勝つことです。
集中戦略とは、特定の領域に特化することで、他社にビジネスで打ち勝つことです。
このような競争優位性をもてば、ビジネスを安定的に成長させることに繋がります。
最近株式市場で高く評価され、時価総額をぐんぐんと伸ばしている企業に、
SHIFT(3697)があります。
SHIFTは、ソフトウェアの品質保証&テストというニッチな領域に特化することで、
圧倒的な業界ナンバーワンを確立しています。
このソフトウェアの品質保証ビジネスの市場規模はこれからますます伸びていくといわれており、
市場規模の拡大に伴って、SHIFTの業績も大きく上昇していくことが予想されます。
まさにSHIFTは、集中戦略をとって競争優位性を保っているといえるでしょう。
またこうした競争優位性を築き・成長させていくためには、優秀な経営者の存在が欠かせません。
実際にIT企業で時価総額が高い企業の経営者の多くは、機動性の高いフットワークと、俊敏な意思決定を行うことができるという共通点を持っています。
松下幸之助が「企業は人なり」と説いたように、時価総額の高い企業は優秀な経営者や従業員を抱えており、それらがさまざまな競争優位性の根幹となっているのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
時価総額はIT企業の企業サイズを表すとともに、
時代のトレンドに大きく影響を受けるということはお分かりいただけたとおもいます。
投資の神様とよばれる、ウォーレン・バフェットは、
「バカが経営しても、潰れない企業が良い企業」
という趣旨の発言をしています。
就活でIT企業のITエンジニアなど目指している方は、
今一度企業の時価総額について再確認してみるのが良いでしょう。
時価総額を知ることで、
IT企業の競争優位性や時代の波に乗っているのかどうかといった点を理解できます。
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