今回はTOPIX100に採用されている銘柄企業に特化した、難関企業就職偏差値ランキングを紹介します。
皆さんは就職偏差値を調べた際に、「なんとなく情報が古いのでは?」「これってブロガーの主観だよね?」と感じたことがあるのではないでしょうか?
本サイトで紹介する就職偏差値は、700名以上の就活生によって議論された末の就職偏差値なので最新のリアルな企業の立ち位置を把握することができます。
それでは、TOPIX100に登録されている企業の就職偏差値を紹介します。
就職偏差値とは
就職偏差値とは、入ったらいかに「すげーっ」と思われるか、
「ドヤれるか」といった軸で決められています。
これは入社難易度に比例するため、入社難易度とイコールと考えてください。
先に断っておくと偏差値自体は主観的かつ曖昧なものですが、
これからのキャリアを切り拓いていく学生にとっては重要な企業選びの軸の一つになります。
就職偏差値の判断軸について
就職偏差値は以下の①→②→③の順に検討されています。
①選考の難易度
選考の難易度とは、「人の質」を指しています。
・人の質(エントリー者の学歴、併願先)
人の質とは、ずばり「どの大学に所属しているか」がメインになります。
特に、「東京一工」(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学)の学生が内定者の中心といった企業は就職偏差値において高く評価されています。
またかなりレア者ですが、中にはスタンフォード大学、カリフォルニア大学、マサチューセッツ工科大学など海外大学の内定者もおり、偏差値ポイントは跳ね上がります。
②ステータス性
ステータス性とは、①の「選考の難易度」に以下の要素を加えたものです。
・社格(業界順位など)
社格とは企業の格、重厚感、ブランド力、社会的影響力など、
複数の要素で構成されているものです。
社格が高ければ高いほど、
①関係先企業へのバイイングパワーが強く交渉しやすい
②就職後の転職活動が容易
③役職定年後の待遇が良い(出向など)
④内定先自慢を生涯に渡って可能
など多くのメリットを持っています。
・年収(ジョブ型、転職で伸ばせるかも含む)
東京商工リサーチによると、
上場企業(2018年決算、2591社)の平均年収は606万2000円だそうです。
高年収を得たい学生にとっては、この平均年収を大きく上回りたいという思いがあります。
世間的には平均年収「800万円」を超えると高年収、高学歴層の基準でいうと平均年収「1000万円」を超えると高年収という感覚でしょう。
ここでいう高学歴層とは、MARCH・関関同立以上の大学出身者を指しています。各大学の就職実績よりこの大学群がボーダーになると考えています。
・勤務地(東京勤務が至高)
いかに東京などの都心、または海外駐在が可能かどうかがこの項目に含まれます。
多くの学生にとって、国内外含めアーバンライフ(都会での生活)は憧れそのものです。
欲しいモノがすぐに手に入り、
行きたいライブやイベントに気軽にアクセスできるなど多くの魅力が都会にはあるからです。
また海外駐在においては、企業のカネで語学力をアップさせたり、レジュメ映え(転職活動時に加点)を行える点が高く学生に評価されています。
一方の地方都市への全国転勤がある企業は、人生設計が難しい点から嫌悪されがちです。
・業務内容(知識集約型か労働集約型かなど)
知識集約型とは、
企業が収益をあげていくうえで、知識や技術力が利益の源泉となるタイプをさします。
具体的には、コンサルティング・ファーム、PEファンド、製薬企業、ファブレス企業(GAFAM、キーエンスなど)があります。
一方労働集約型とは、企業が収益をあげていくうえで、
機械化が難しく人による単純労働が利益の源泉になるタイプをさします。
一般的には、飲食業、介護、運送業などが該当しています。
これら2分類を踏まえ高収入を得ていくうえでは、
知識集約型≫労働集約型という関係が成り立つといわれています。
③企業の魅力
企業の魅力とは②の「ステータス性」に加えて、
「WLB(ワークライフバランス)」の要素を組み入れたものです。
・wlb(業務負荷、労働時間など)
・残業時間
最近は定時であがり、趣味の時間に充てたいと考える学生は多くなっています。
健康的で充実した生活を過ごしていくうえで、
人間らしい働き方ができるかどうかは重視されるべき項目です。
企業のなかには、当初からみなし残業として45時間を与える労働契約をしているところもあり、
要チェックです。
・年間休日
労働条件総合調査 によると、年間休日の平均は108日だそう。
特に完全週休2日制を採用している企業は、年間休日数が120日前後になる計算になります。
土日祝を還元して仕事をしている企業も一定数あるため、
東洋経済新報社の就職四季報2022年版に掲載されている「有給取得日数」の確認が最も手っ取り早く、手元に常備しておきたい書籍です。
その他の参考要素
偏差値表の議論において活用されているわけではないですが、
「モテ度」という指標も存在します。
・モテ度(恋愛四季報偏差値)
いかに合コン映えするか、マッチングアプリ映えするか、
地元で黄色い声を聞けるかがポイントになります。
恋愛四季報は日本の大企業を中心にモテ具合を、
「神ランク、SSランク、Sランク、Aランク、Bランク」の5段階で評価しています。
これらのランクに掲載される企業は、合コンを経験した女性社会人による口コミが中心となっており、学生視点では見えづらい貴重な情報であると評価できます。
いざ大企業に入ったは良いものの、全くモテないなんてことにならないよう、
企業選びの際に活用すると良いと思います。
就職偏差値ランキング
【76】野村證券(GM)
=====海外トップ大勝ち=====
【75】三菱地所 三井不動産 三菱商事 野村證券(IB)
【74】
【73】伊藤忠商事 東京海上日動(SPEC)
【72】第一生命(AC) 三井物産
【71】 みずほFG(GCF/GM&AM) 三井住友海上(スペシフィック)
【70】 日本取引所グループ 大和証券(GM/IB) 住友商事 花王(マーケ) 資生堂(マーケ)
=====東京一工勝ち=====
【69】 トヨタ 味の素 任天堂 丸紅 JR東海 三菱UFJ銀行(戦略財務会計/FT/GCIB)
【68】東京ガス
=====早慶地帝優秀層勝ち=====
【67】富士フイルム 住友不動産
【66】キリン ソニー キーエンス 旭化成
【65】 アサヒ 関西電力 中部電力 JT 東京海上日動(グローバル) JR東日本 武田薬品工業 東レ 三菱ケミカル 信越化学 ファナックNTT都市開発
【64】NTTデータ経営研究所 リクルート NTTデータ NTTドコモ 日立製作所 三菱UFJ銀行(OP) 三菱重工 本田技研工業 デンソー 東京エレクトロン バンダイナムコ 第一三共 アステラス製薬 中外製薬
【63】NTTコミュニケーションズ KDDI 三井住友銀行(総合職) 三井住友海上(総合職) オリックス 第一生命(総合職) JR西日本 小松製作所 川崎重工 日本製鉄 3Mジャパン IHI エーザイ 住友電気工業 パナソニック 花王(マーケ以外) 資生堂(マーケ以外)
=====早慶地帝勝ち=====
【62】SoftBank エムスリー 富士通 NTT東日本 みずほFG(OP) 野村證券(リテール) 京セラ 村田製作所 ユニ・チャーム 大塚製薬 ブリヂストン クボタ ダイキン
【61】 NTT西日本 三井住友銀行(リテール) 損害保険ジャパン大和証券(総合) 日産 塩野義製薬 シマノ
【60】 アサヒ飲料 スバル オリエンタルランド キヤノン 三菱電機 オリンパス 住友金属鉱山
=====MARCH関関同立優秀層勝ち=====
【59】NTTデータ子会社上位(システム技術/先端技術) NTTコムウェア テルモ 日本郵便
【58】りそな銀行 NTTファイナンス 小野薬品 シスメックス 日本電産
【57】ファーストリテイリング HOYA
【56】
【55】ニトリ
=====MARCH関関同立勝ち=====
※NTTグループは、日本電信電話として上場
※HD(ホールディングス)上場の場合、主要事業を支える企業をピックアップ
現役の就活生なら、この偏差値表をみて「かなり精度が高い!」と感じたことかと思います。
就職活動の武器は、資格だけじゃない。「就職活動で、採用担当者にアピールできる資格がない……」とお困りのあなた!まずはJob-Tであなたの「仕事力」を測ってみませんか?
TOPIX100とは
TOPIX100は、以下のように紹介されています。
引用元:https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST3298/
Job-Tでは学生の仕事の基礎力を数値化する「ワークサンプルテスト」を実施中!あなたの「仕事力」を試してみませんか?
ちなみにTOPIX100は上位30社とその他70社に分割することができます。
上位30社をTOPIX Core30(トピックス コア30)、その他の70社をTOPIX Large70(トピックス ラージ70)といいます。
TOPIX100=Core30+ Large70
この関係性を把握しておくことがポイントです!
TOPIX Core30一覧
- 3382 セブン&アイ・ホールディングス
- 4063 信越化学工業
- 4452 花王
- 4502 武田薬品工業
- 4503 アステラス製薬
- 4568 第一三共
- 6098 リクルートホールディングス
- 6367 ダイキン工業
- 6501 日立製作所
- 6594 日本電産
- 6758 ソニー
- 6861 キーエンス
- 6954 ファナック
- 6981 村田製作所
- 7203 トヨタ自動車
- 7267 本田技研工業
- 7741 HOYA
- 7974 任天堂
- 8001 伊藤忠商事
- 8031 三井物産
- 8058 三菱商事
- 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 8316 三井住友フィナンシャルグループ
- 8411 みずほフィナンシャルグループ
- 8766 東京海上ホールディングス
- 9022 東海旅客鉄道
- 9432 日本電信電話
- 9433 KDDI
- 9437 NTTドコモ (2020年12月25日上場廃止)[2]
- 9984 ソフトバンクグループ
TOPIX Large70一覧
- 1925 大和ハウス工業
- 1928 積水ハウス
- 2413 エムスリー
- 2502 アサヒグループホールディングス
- 2503 キリンホールディングス
- 2802 味の素
- 2914 日本たばこ産業
- 3402 東レ
- 3407 旭化成
- 4188 三菱ケミカルホールディングス
- 4507 塩野義製薬
- 4519 中外製薬
- 4523 エーザイ
- 4528 小野薬品工業
- 4543 テルモ
- 4578 大塚ホールディングス
- 4661 オリエンタルランド
- 4689 Zホールディングス
- 4901 富士フイルムホールディングス
- 4911 資生堂
- 5020 ENEOSホールディングス
- 5108 ブリヂストン
- 5401 日本製鉄
- 5713 住友金属鉱山
- 5802 住友電気工業
- 6178 日本郵政
- 6301 小松製作所
- 6326 クボタ
- 6502 東芝
- 6503 三菱電機
- 6586 マキタ
- 6645 オムロン
- 6702 富士通
- 6752 パナソニック
- 6869 シスメックス
- 6902 デンソー
- 6920 レーザーテック
- 6971 京セラ
- 7011 三菱重工業
- 7201 日産自動車
- 7269 スズキ
- 7270 SUBARU
- 7309 シマノ
- 7733 オリンパス
- 7751 キヤノン
- 7832 バンダイナムコホールディングス
- 8002 丸紅
- 8053 住友商事
- 8113 ユニ・チャーム
- 8267 イオン
- 8308 りそなホールディングス
- 8309 三井住友トラスト・ホールディングス
- 8591 オリックス
- 8601 大和証券グループ本社
- 8604 野村ホールディングス
- 8630 SOMPOホールディングス
- 8697 日本取引所グループ
- 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス
- 8750 第一生命ホールディングス
- 8801 三井不動産
- 8802 三菱地所
- 8830 住友不動産
- 9020 東日本旅客鉄道
- 9021 西日本旅客鉄道
- 9022 東海旅客鉄道
- 9202 ANAホールディングス
- 9434 ソフトバンク
- 9735 セコム
- 9843 ニトリホールディングス
- 9983 ファーストリテイリング
TOPIX100採用企業に就職するメリット
TOPIX100、特にTOPIX core30企業へ入社するメリットは非常に多く、
本記事では代表的なメリットを5つ紹介します。
業界最大手であるケースが多い
日本には数々の業界がありますが、
TOPIX100に掲載されている企業はそれら業界のトップであるケースが非常に高いです。
例えば、自動車業界トップのトヨタ自動車、衣料品業界トップのファーストリテイリング(ユニクロ、GU)、医薬品業界トップの武田薬品などが当てはまります。
ただ業界トップではないですが、
業界そのものの規模が大きいため二番手、三番手でもTOPIX100に採用されている企業も多くあります。
知名度が高い
企業の大きさを表す言い方には、
大手企業、大企業、上場企業、リーディングカンパニーなど様々あります。
しかし「大手企業」といわれても、
どれほど大きくて知名度があって、社会的影響力があるのかは未知数です。
しかしTOPIX100掲載企業となれば、一言で大企業であることが伝わります。
TOPIX100という日本で100社しか選ばれない企業サイズですから、
正真正銘の大手企業と評価できるうえ、知名度にもお墨付きがついているといえます。
不況時に企業体力がある
景気は不景気と好景気を循環するといわれています。
好景気になれば、どの企業も勢いがあって魅力的に写りますが、肝心なのは不景気のときです。
不景気になれば、企業体力のない企業はリストラや賃金カット、倒産など最悪な状態になります。
しかしTOPIX100に掲載されている企業の多くは、
不景気を見越した経営戦略を立てていることが多く、公務員のように安定したキャリアを築くことが可能であるといえます。
※ただし近年は終身雇用崩壊が叫ばれており、
日頃から自身の市場価値を意識した取り組みも大切になってきています。
給与水準が高い傾向にある
大手企業になると、市場における価格の差別化や製品・サービスの差別化を徹底できることから
中小企業などと比較した際により良い給与条件で仕事に取り組めます。
特にCore30の企業の1つであるキーエンスは平均年収が1000〜2000万円のレンジで推移しており、製造業でも儲かることを示しています。
コンプライアンス(法令遵守)がしっかりしている
大企業は多くの従業員を抱えていることから、問題が多く発生しないようにあらかじめルールをキチンと定めている傾向にあります。
コンプライアンスの徹底によって、サービス残業の削減、職場環境の改善、男女雇用機会の均等などが進められやすいといえるでしょう。
注意点
TOPIX100に掲載されている企業へ入社することができれば、
就職活動時点で勝ち組であるといえるでしょう。
ただしTOPIX100に掲載されている企業が、将来にわたってずっと安泰であるかと言われれると
そうではありません。
日本企業は、グローバル化が進む今日において激しい競争環境にさらされており、
うまく舵取りできなければ、衰退する運命にあります。
入社後も自己研鑽を続け、個としての人材評価を得られるような姿勢で業務に励むことが大切です。