今回は炎上系Youtuberとして有名な「wakatte.TV」が
なぜ学歴差別を中心とした動画コンテンツを発信し続けるのかについて検証する。
学歴差別と聞くと誰もが「良くない」と答えるだろう。
しかし、学歴差別を主力コンテンツとしてるwakatte.TVは多くの視聴者を獲得し、
チャンネル登録者数40万人に迫る勢いである。
改めて学歴差別に関する世間的な風潮と、
なぜwakatte.TVが学歴差別を続けるかについて紹介したい。
wakatte.TV(わかってTV)とは
Wakkate.tvは武田塾の関係者である、
高田ふーみんとびーやまの2人が学歴というワンイシューでコンテンツを発信しているYouTuberだ。
動画の概要欄には以下のような説明があった。
【wakatte.TV】
この番組は、全国の受験生・高校生のみんなに、『絶対にこんな大人になるなよ!』という思いを込めて、あえて日本の学歴社会を皮肉る学歴第一主義のブラックキャラクター「高田ふーみん」と、お友達の「びーやま」による、教育痛快バラエティ番組です。
インタビューは事前に2人のキャラ設定及び企画趣旨を説明し、ご理解頂いた方のみに行っており、全編バラエティの構成ではありますが、人によっては、非常に不愉快に感じる内容がありますので、その場合は直ちにご視聴を中止してください。
このように、炎上しやすいテーマを扱うチャンネルであることが分かる。
主な視聴者層
10代後半~20代前半の高校生、大学生、社会人が中心に視聴していると思われる。
しかし過去の回では、主婦層の方々がふーみんらに声をかけているシーンがあり、
主婦層からも一定の支持を得ていると考えられる。
学歴差別について
学歴差別とは
学歴差別とはその名の通り、人を学歴によって判断し差別することだ。
大卒の人が高卒の人を馬鹿にしたり、
エリート大卒の人が底辺大卒の人を馬鹿にするケースが該当する。
実は学歴差別は世界各国で当たり前のようにあり、
アメリカは日本よりも学歴差別の色が強いと言われている。
学歴差別がみられるシーン
就職活動、恋愛、結婚、出世、親族の集まり、融資の相談、起業…etc
学歴差別に関する世間の反応
なぜwakatte.TVは学歴差別を繰り返すのか
学歴だけをきいて、その人の人生を不幸と決めつける学歴差別をネタにコンテンツ発信をするわかってtv。
例えば、質問した相手の学歴が専門学校、ボーダーフリー大学、大東亜帝国レベルの大学だった場合、わかってtvでは蔑んだ笑いを高田ふーみん、びーやまよりくらうことになる。
撮影許可は取っている様子で、馬鹿にされている学生側はわかってTVに出会えた喜びの方が大きいという表情をしているケースが多い。
このような特殊な路線で突き進むわかってTVに対して世間では、
「学歴で人の人生を決めつけるのが不思議」
「学歴差別を助長しているのでは、、?」
といった声が強い。
ではなぜ学歴差別を続けるのか?について具体的に解説していきたい。
学歴コンプレックスはカネになる
ずばり、お金になるからだ。
わかってtvを観ている視聴者の多くは、
大学受験を控えた高校生、一流大学へ入学した大学生とそのOB・OGで構成されている。
彼らがwakatte.TVを視聴する目的は様々であるが、
wakatte.TVの視聴を楽しんでいることは間違いない。
wakatte.TVの動画が投稿された1時間後には、
視聴回数が2万回再生を超えていることなどざらにあり、
wakatte.TVはコアなファンの獲得に成功している。
こうしたコアなファンのおかげで、
wakatte.TVの公式オリジナルパーカーが高額で転売されるという由々しき事態も発生している。
私自身もwakatte.TVのチャンネル登録者であるが、
さすがにwakatte.TVと大きく印刷されたパーカーを着て街を歩きたいとは思わない。
(2021年8月19日追記)
わかってtvのパーカーを手に入れ、大学に通学している学生がインタビューされていたそうだ。
改めて熱烈なファンがいる、わかってtvの強さに驚かされた。

選民思想
視聴者のwakatte.TVへの視聴動機は様々であるが、
数ある動機のなかで「学歴の優越感に浸りたい」という欲求があると思われる。
高校生の場合は、
模試の判定を通じて勝手にエリート大学に合格した気分で観ているだろうし、
大学生の場合は改めて高学歴であることを動画視聴を通じて嚙みしめているのだろう。
wakatte.TV内では、高卒や専門の人を小馬鹿にしており、
高学歴視聴者の選民思想に拍車をかけている。

ストレス解消需要の取り込み
人はストレスを感じたとき、何かに八つ当たりしたくなるものである。
しかしストレスのはけ口が少ない現代において、
wakatte.TVの動画は貴重なストレス発散口であるといえる。
普通に考えて、街行く人の学歴をボロクソに言える人がどこにいるだろうか。
京都大学中退の高田ふーみん、早稲田大学卒のびーやまの高学歴の2人だからこそ成り立つ発言であり、
コンテンツなのだ。
常識はずれのインタビューを行うwakatte.TVは、今後も目が離せない。

まとめ
学歴コンプレックスを持つ人は、
若年層に留まらず中年層、年配層においても一定数おり、
その結果として自分自身の学歴を肯定または卑下する。
学歴差別はこうした学歴コンプレックスを持った人々によって行われており、
コンテンツとしてお金になるのだ。
より深く学歴差別について知りたい方は、知恵袋で学歴系の質問をすると良い。
重度に学歴コンプレックスを拗らせた回答者から一部大学の評価を棚上げする回答を貰えるだろう。
コメント
wakatteTVを楽しんで見ている高学歴は、社会の落ちこぼれだと思いますが。
そもそも、TOPIX採用一流企業で働いてる高学歴は、学歴なんか気にしないですよ。
出世や年収に学歴は関係ないから。
そもそも、wakatteTVって、学歴差別動画を垂れ流して、偏差値40台の受験生に学歴絶対主義を洗脳して、リンク先の武田塾チャンネルで、高田史拓が「E判定から武田塾で京都大学経済学部逆転合格」、山火武が「偏差値37から武田塾で早稲田大学教育学部逆転合格」って宣伝して、頭の弱い受験生と保護者をその気にさせて、武田塾に勧誘するためのYouTubeですが。。。
授業も勉強も教えないのに、月10万円の塾費をぼる、情弱をターゲットにしたぼろ儲け出来る商売として成功してますね。
道徳的にどうかと思う商売ですが。
そもそも、高田史拓自身が、京都大学で10数単位しか取得出来ず、2年留年した挙げ句、中退した落ちこぼれで、東大再受験して落ちた、社会の落ちこぼれ、学歴コンプレックスの塊ですからね。
高学歴になったところで、TOPIX採用一流企業に就職出来る学生は、3人に1人しか居ないから、半数以上の高学歴は、社会の落ちこぼれになるなら、そういう高学歴の社会の落ちこぼれがwakatteTVを見て、低学歴をバカにして楽しんでいるのかも知れませんね。
因みに山火武さんは、学歴に興味無さそうですよ。
彼は仕事で仕方なく学歴厨を演じているだけの様です。
wakatteTVは、武田塾の生徒勧誘マーケティングの一環ですし、高学歴なら、wakatteTVの本質見抜けるから、ゲスい商売としか思わないでしょうね。
tigamasuさんコメントありがとうございます。
wakatte.TVはtigamasuさんご指摘の通り、「高学歴を手にしたが、現状の生活に満足できていない」とった層のニーズをうまく、拾えたのかなと思います。
一般的に「学歴をいじる」ことはタブー視されており、そんなセンシティブなコンテンツを毎週2回も発信している、wakatte.TVのバイタリティーと企画力が多くのファンを捉えているのでしょう。
「社会に出れば学歴は関係ない」という内容は良く耳にする話ですが、高学歴の学生には社会に出る前の優れた新卒きっぷを掴んでほしいものです。
そんな願いも込めて、キャリア情報も発信しています(笑)
武田塾×wakatte.TVのマーケティング戦略は結果的に、全国各地にフランチャイズ展開を成功させており、林尚弘代表のビジネス嗅覚は素晴らしいですね。
仰る通り、林尚弘社長の金儲けの嗅覚は凄いですね。
フランチャイズは、余り儲からなくても、本部はロイヤリティでリスク無しで儲かる美味しい商売ですからね。
武田塾の商売は、信用と実績を積み上げていく一流企業とは真逆の炎上商法だから、崩れる時は脆いと思いますが。
それより、難関大学に入学した学生は、入学がゴールではないことを理解しておいて欲しいですね。
入学がゴールになってしまうと、高田史拓みたいに、京都大学経済学部現役合格(卒業してないから高卒)という18歳の信用を切り売りして行くだけの、学歴モンスターという、武田塾のピエロになってしまいますからね。
学生生活で自分の価値を高め、更に一流企業でも専門性やスキルを磨き、実績と信用を積み上げていくいくことが大切ですから。
山火武さんは、本当に可哀想です。
林尚弘社長に、早稲田逆転合格の人寄せパンダとして使われて、最近は武田塾の露出も減ってきて、昔のバイク仲間を失い、女子大生にてを出す破廉恥おじさん(32歳)のイメージ付いちゃってますからね。。。
本当は、真面目で根の優しい兄貴肌の人みたいですが。。。
出張先でカネで女を買いまくってる高田史拓の方が、山火さんよりよっぽどゲスいけど、YouTubeのキャラクターは怖いですねぇ。
山火さんは、本当はリクルートに就職したかったけど、最終面接手前で落ちて、武田塾に就職したみたいですが、早く足を洗って、人として全うな人生を歩まれることをお祈りしています。
高田史拓は、学歴とカネに執着が強い性格をしているので、成金の武田塾とマッチしてると思いますが、山火さんは、そうではないので、武田塾に信用を切り売りさせられる人生ではなく、信用を積み上げていく人生を送って頂きたいと思います。
コメントありがとうございます。
確かに一挙にフランチャイズ展開して失敗した企業は世の中たくさんありますよね。
最近だと、「いきなりステーキ」が大きな話題となっていたのが印象的です。
tigamasuさんの「学生生活で自分の価値を高め、更に一流企業でも専門性やスキルを磨き、実績と信用を積み上げていくいくことが大切」という考え方、非常に共感します。
慶応義塾大学の創設者、福澤諭吉も「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」と同じような考え方を持たれていたようです。
現状の学歴に満足せず、日々自己研鑽していくことこそが高学歴層の真の姿なのかもしれません。
山火(びーやま)さんはこれからのwakatte.TVの飛躍になくてはならない方ですが、山火さんが考える人生のゴールが別にあるのなら私としても応援したいと思います。